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Tea Party 4


Warm and Sweet




落葉樹が色付き始める頃
2人で過ごす朝のまどろみが 一層心地良さを増してくる

たまにはこんなサービスもいいよな? などと
目の前の甘い誘惑に打ち勝って 用意して来たEnglish Breakfast

砂時計が落ちるまで あと3分

・・・あともう少しだけなら まぁいいか
一瞬でも長くこのぬくもりを味わいたくて 素早く隣に滑り込む


肩肘を付いて見つめていると 無意識なのか何なのか
かすかな微笑みを浮かべて いつもオレのほうにすり寄ってくる 蘭

もそもそと小さく動くたび この掌からこぼれ落ちる黒髪が君の背中を追いかける



とくん


寝息がダイレクトに胸元に届いて 心拍数が跳ね上がる
たまらなく愛おしくなって 壊さないようにそっと この腕に包み込む



とくん とくん


ふたつの鼓動が重なり 少しずつ高まる

君の1日の始まりを オレで満たしてほしいから
ほんの少しだけ意地悪

瞼に落としたキスで その漆黒の瞳がオレに向けられるのを待つ


そして いつも いつまでも
オレを捕らえて離さない 君の瞳の奥底に届けよう



おはようの言葉と 愛してるの気持ちを



ほんの少し色濃くなってしまったモーニング・ティに添えて


− End −




「引っ越し蕎麦part 1」を持っていらっしゃる皆様には、気づいていただけたかもしれませんが、2人はあのお話の関係、ということで宜しくですv
持っておられない方には、ご自由に妄想していただければ、と思います。

当たりくじを引いてくださったmさん、あなたにはそのうち、この↑お話の蘭ちゃんバージョンが景品として届く予定です。(豪華賞品じゃなくてゴメン/滝汗)
どうか首と気を長くして、お待ちくださいねv
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