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One or Zero低く重い冬の空も 夏よりも速く翔けていく雲も 冷たい北風でさえ いつもより少し優しいような気がしてしまう だって 今日はバレンタイン・デイ 携帯電話から放たれる 「1」と「0」の電気信号に乗せて この空の下に どこかの誰かの I love you が飛び交っているんだと思うと わたしの心も じんわりと暖かくなる 雲の上では キューピット達が 大忙しで交通整理しているのかな 恋する気持ちが渋滞したりしないように 道を間違えたりしないように ふっと見上げた雲間から 幾筋かの光がこぼれてる 『こういうのを「天使の梯子」って言うんだぜ?』 などと 気障なことを平然と言ってのけるアイツ 今日だけは 天使達もキューピットのお手伝いをしているのかもしれない などと わたしも気障なことを考えてみたりする でも もし ほんの少しでも空いている時間があるというのなら ついででもいいから わたしの気持ちも送り届けてもらえませんか? だれよりも 先に いちばんに見せてあげる すごく大切で きれいな わたしの宝物 よういしてるからね PiPiPi・・・・メール送信完了 素直じゃなくて ごめんなさい でもこれは 今日も事件で飛び出していった推理バカへの ささやかな仕返し こんな簡単な暗号 アイツなら 解くのに1秒もいらないよね? あ むしろ簡単すぎてわかんないかな 本当の言葉は、、、それは直接言いたいから 天使にもキューピットにも秘密にしておこう 日付けが変わるまでに戻ってこなかったら 今日はもう言ってあげないんだからね 大切な人にだけ送る チョコレートよりも甘い 言葉を
かなりギリギリですが、一応バレンタイン気分を出してみました。 Copyright© Karin * since 2003/July/07 --- All Rights Reserved. |